先 輩 講 座 (技術講演会)
                         
                      令和4年11月7日(月)

       講師 津守 和仁 様 (昭和58年卒業)

 

昨年度は新型コロナウイルス感染拡大により未開催となりましたが、2年ぶりの今年の講師は、
青嵐会役員の”津守 和仁”さんにお願いしました。

同氏は、現在3名の職人と共に電気工事業を営んでおられます。平成27年から現在まで、
パナソニック()のリニューアル部門の評価で、近畿圏の上位15社(全国では140社)に入る
最有力取引会社の経営者として活躍中です。

(以下 講演要旨)

高校を卒業したら早く稼いで会社を立ち挙げたかったので進学はしませんでした。
それで中小企業の電気工事会社に就職し、3年勤めて独立をしようと決めていました。
3年後、勤めていた社長に独立したい旨を言いましたが、まだまだ仕事の経験を積むべきと
説得され、7年後に独立しました。7年間で電気工事の設計・施工管理を夜の付き合いを殆どせず
体で習得しました。

独立してからはなんの伝手もないので受けた仕事の納期は何としても守りました。
今まで最大で48時間ぶっ通しで仕事をし、寝たのは1、2時間と言う事もありました。

今でも朝は5時から仕事の段取りをし、仕事が終わっても次の仕事の用意や資格取得の
勉強をします。資格は仕事に繫がります。
例えば高圧機器を取り扱うには第1種電気工事士の資格が必要です。まだ民間資格ですが、
ドローンの操縦は近い将来国家資格の免許制に成ると思います。
国家資格は最初はレベルが高いので今の内に取得することをお勧めします。

ある統計では、ホームレスの3割は、東大出を含む大卒でした。
彼らは方程式のように正解が有る事に即答出来ます。
しかし、現実は正解が解らない事があります。
そこでどうするかは試行錯誤です。ここに現場での経験が役に立ちます。

最後に私は”人に迷惑を掛けない”ことを信条としています。
長時間のご清聴有難う御座います。

(記:松岡勝己)







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